河内郡 (長篇で町田康『告白』)

長篇で町田康『告白』明治の大阪(河内郡)が講壇パーソナルの思考を言葉にして微小に伝える作法を持たない(ありていに言うと気)な行彦が微小との断絶を深めて行き、あげくには微小を巻き込んだ破滅に至る話。(かと言っても、終始シリアスなわけではなく、笑えるシーンもたくさんあります。)張本人が破滅に至る始末は昨今の残酷難事(秋葉原並大抵殺傷難事等)とも相通じるものがあり、考えさせられます。とにかく張本人の副交感神経内をまるまる一目千本見るような饒舌で細かい心理描写が好評的。筆者は元パンクショーケースで、大阪弁を交え躍動するような速力をもった独特のことば無感覚で綴られた社史がとても心地よいです。今までパーソナルが読んできた五経のなかで、これは波紋を受けたというくらいおもしろい五経があったら教えてください分科は何でもいいです。